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【ゲームエンジニア編 フリーランスインタビュー】今からフリーランスのエンジニアになろうとしている方は羨ましい。僕の時代にはなかったものがたくさんある!

【ゲームエンジニア編 フリーランスインタビュー】今からフリーランスのエンジニアになろうとしている方は羨ましい。僕の時代にはなかったものがたくさんある!
◆町田佳弘(エンジニア)
現在は、エンジニアの若手育成を担い、 クリーク・アンド・リバー社の運営するテックスタジアムの講師として参画。 長年フリーのエンジニアとして、大手ゲーム会社の数々のビッグタイトルに関わってきたスーパーエンジニア。 クライアント側もサーバー側もなんでもこなす。 熊さんのような風貌で、周りからの人望も厚いハンバーグ大好きなスペシャリスト。

  集中している時は朝までコードをぶっ続けで書いたり、煮詰まっているときは息抜きしたり。気軽に始めたフリーランスだけど、性にあっていたみたいです(笑)

―― ゲーム業界が長い町田さんですが、この業界に入ったきっかけを教えてください!

ゲームやモノづくりが好きだったので、学生の頃から独学でプログラムを学んでいました。その後、ゲーム系の専門学校を卒業し、コンシューマゲーム会社に入社しました。

―― それはいつ頃ですか?

ドリームキャストやプレイステーション2などハード機のゲームが主流で、3Dゲームが開発されていた時代です。PCではウィンドウズアプリケーションが普及し始め、新しい技術が必要とされていました。

とにかく、技術が身についていくことが嬉しくてしょうがなかったので、寝る間も惜しんでゲーム開発技術だけでなくアプリケーション等のソフトウェアやゲーム開発に使用するツール制作なども行なっていました。

―― ゲーム業界として、開発技術のパラダイムシフトが激しかった時代ですね(笑)そこで技術が磨かれたんですね!

学びに対する欲求は人一倍強いかもしれませんね(笑)だから当時はすごい楽しく技術磨けていたと思います。その後、他ジャンルの開発にも興味を持って、ゲームではなく工学系メーカーに転職しました。

ファームウェアやマイコン的な技術も身につき、世には出ていない要素技術研究等も行うことができてとても充実していました。携わる領域を広げたかったので、レポートや技術発表、資格取得など、単純にプログラミングすること以外のことにもチャレンジしていました。

ただ、年功序列の社風が合わず・・・転職を考えるようになったとき、ゲーム業界時代の知人から、仕事を手伝ってくれと言われまして・・・。

―― もしかして、それがフリーランスとして働き始めたきっかけですか?

実は・・・そうです。本当に軽い気持ちで、バイト感覚で始めました(笑)

そうしている間に別の知人からさらに大きな範囲の仕事を任せてくれるという話があり・・・他の会社からもお話をいただくことができたため、しばらくの間、フリーランスとして活動していました。その後、仲間と会社を作ったり会社に勤めたりしましたが、最終的にはフリーランスに戻ってましたね。

―― 会社員に戻ったりもしていたんですね。フリーランスのほうが、性にあっていたんですか?

今振り返ると、改めて性に合っていたのだと思います。フリーランスだと時間を自由に使うことができる為、煮詰まっているとき息抜きをしたり、集中している時はそのままぶっ続けでコードを書いたり、会社のしがらみなども感じずに作業が行えるため、成果物のクオリティも自身のコンディション的にも良かったです。

ただ、自分は夜に集中してコードを書くことが多かった為、朝夜逆転してしまう期間がありました(笑)

フリーランスのほうが儲かる!というよりは技術研磨の時間を作れることがメリット

フリーランスのほうが儲かる!というよりは技術研磨の時間を作れることがメリット。
それが、報酬としてかえってくるんです。

―― フリーランスになってみて、大変だったことってなんですか?

既存の仕事と新規の仕事の調整ですね。なるべく期間を空けないように次の仕事を調整することです。

プロジェクト単位で案件を引き受けることが多く、リスク分散のために並行して複数の案件を持ちながら自身のリソースやスケジュールを確保する必要があるのですが、予定していたプロジェクトが突然終了したり、反対に延期になることもあり・・・繋がりなどを考えると無下にできないので、とても困ります(笑)
スケジュールに限らず、リスクヘッジも一人でしないといけないので会社員時代よりだいぶシビアにプロジェクトに向き合うようになりました。

当時は、知人経由でお仕事をいただくスタイルがメインでしたが、今は案件を紹介してくれるエージェント系の会社が増えたこともあって、プロジェクトの選択肢が多くなっている上に新しい案件の調整がしやすい状態になっているので、本当に羨ましいです(笑)今の時代のほうが絶対フリーランスで活動しやすいと思いますよ(笑)

―― 新しいお仕事や継続してお仕事を受けるために、町田さんなりのコツってありましたか?

実績を評価してもらう・仕事を通して信頼を得ていく、につきます。それと、今までの経験や知識などを惜しみなく開放し、業務に向き合うことだと思います。

自分が関わってきた案件で得た知識などが、ひょんなことから案件で必要だったりすることが合ったので、ある程度案件をこなした経験があると、その実績を評価していただき、別の案件で同じクライアントから継続してお仕事をいただけたりしました。

正当に評価していただきその後も継続して仕事をいただく度に、さらに重要なポジションに任せていただけることが多かったです。ありがたや〜(笑)

―― 実績で信頼を築いてきたんですね。
信頼が築けられると、貰える報酬も大きくなりそうですね。当時はけっこう稼いでいたのでは??(笑)

そうですね(笑)ただ、もらえる額が極端に増えるので勘違いしがちですが、自分で支払う経費も多く、何かをやらかした時の責任が個人に来るという意味ではとてもリスキーなので、それに見合った額かというと悩ましい点もあります。

PC機器やゲーム機などの購入費は経費として計上できる場合もあるし、時間を自由に使えるという点を考えると、まぁ単価としては良い額をもらっていたかと思います。はじめの頃は先方から低めに金額を設定されていましたが、結果を出して信頼を得るようになってからは金額が上がってきたので・・・企業に勤めて年功序列に悩まされるよりは全然マシです(笑)

まとまった収入があったときとは、あえてプロジェクトの間隔を空け、好きな技術の勉強をしていたので、トータルで考えるとフリーランスだから儲かった、というよりは時間を作れたことが非常に大きかったです。

―― 本当のタイムイズマネーってやつですね(笑)
実績を継続して積んでいくには、エンジニアとして技術研磨は必須だと思うのですが、どのようにしていましたか?

若い頃からほんとに技術探求・研鑽が趣味でした(笑)仕事のためだとは思っていませんでした(笑)
気になったものに関してのプログラムは全て自分でできるようにしたいと思い、実践していました。

・コンシューマについてメインシステムから何からできるようなりたい
・工学系メーカーでファームやアプリや要素技術など技術を身につけたい
・ガラケーのコンテンツが人気なので3キャリア全部作ってみたい
・統合システムについても作ってみたい・サーバー利用したシステムやWebサービスについても作ってみたい
・他にもスマホ、VR、etc…本当に探究心は絶えないです(笑)

「技術を磨くことが必要」と意識したわけではなく、「技術を身につけたい」という欲求が強かったです。なんだかんだ負けず嫌いなので(笑)好きなことを継続してずっと好きでいることこそが、一番の研鑽なのだと思います。

この経験や技術をもっと広めて楽しいゲーム業界にしていきたい

講義を通して、技術だけではなく、現場で必要な考えかたを伝えていく。
ゲーム業界をもっと楽しくしていきたい!

―― さてさて、話は現在のことに触れますが、テックスタジアム(エンジニア養成所)で技術講師を始めたきっかけを教えてください。

ゲーム開発に関わる幅広い経験をしてきたので、「この経験や技術をもっと広めて楽しいゲーム業界にしていきたい」と考えるようになりました。ちょうどそのタイミングでテックスタジアム講師の話をいただき、ゲーム業界を目指している若い子たちや、異業種からゲーム業界にチャレンジしてみたくて悩んでいる人たちに対する道しるべになりたいと思い、講師として参画することを決意しました。

現在はゲーム業界に入りたい社会人の方や学生の方たちにゲーム業界で必要なエンジニア技術を教えています。たんなる教材であれば世にあふれていますが、実際に現場で必要になる事柄や考え方、ゲーム業界がどんな場所なのかを感じ取ってもらえるように授業に取り組んでいます。

―― 講師を始めてみて感じたこととかありますか?

―十人十色というか、本当にいろいろな方がいる中で、教える難しさっていうのを日々痛感しています(笑)ゲーム開発のプロダクトに一人前として参画できる知識や技術を山頂と例えるのであれば・・・

すでにご自身の頑張りで8合目付近までいる方もいれば、山登りの準備を始めていない方もいれば、そもそも山登りの準備を間違っている方など、本当にスキルにおいては個人差が大きいので、その人たちに合わせたカリキュラム制作や課題設計など、日々勉強です。ただ、毎日楽しいです。このテックスタジアムを卒業し、めでたくゲーム開発に携わることができるようになったメンバーはみんな自分の子供たちのように感じますね(笑)
あ、最近新たな野望ができました!!

―― お!なんですか??

いつか、卒業メンバーたちと一緒にゲームを作り上げたい、開発したい、と思っています!テックスタジアム生には、単に業界就業を目的にするのではなく、いつか「自分の力一つでゲームをまるっと作れるようになる」ことを意識して教えています。

それが会社員としてでも、フリーランスとしてでも。どこに行っても、何をやっていても、恥ずかしくないような技術を身につけられるよう、心構えもレクチャーするつもりです。

―― めっちゃ素敵な野望ですね!フリーランスとして培ってきたプロダクトへの向き合い方がかなり役に立っている感じがしますね。これからフリーランスになろうとしているエンジニアの方や、ゲーム業界で就業してみたいと思うエンジニアに向けてなにかメッセージあれば、ぜひ!!

ゲーム業界は技術のパラダイムシフトが多い業界なので、会社員でいることが安定につながるとは思っていません。逆に、技術を磨き続ける覚悟や興味関心が強いようであれば、こんなに楽しい業界は他にありません。

こんな時代だから、自分の技術でご飯食べていこうと決めたエンジニアの皆さん。ぜひ、いろいろとチャレンジしてみてはいかがですか?僕がフリーランスをはじめた頃より、リスクが少なくチャレンジしやすい環境が整っていますよ!!・・・羨ましい(笑)

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