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【ゲーム業界の契約形態 エージェントインタビュー】ゲームクリエイターのキャリアアップとは・・・フリーランスで働くとは・・・・いろいろ知っているエージェントに聞いてみた

【ゲーム業界の契約形態 エージェントインタビュー】ゲームクリエイターのキャリアアップとは・・・フリーランスで働くとは・・・・いろいろ知っているエージェントに聞いてみた

「あなたにとってのキャリアアップとは?」

このように質問されて、これ!という答えがすぐに出てくる方はどのくらいいるでしょうか。おそらく、考え込んでしまう方も多いかと思います。出てくる答えも十人十色。人によって様々です。

本日は、ゲーム業界に特化して転職支援を行うエージェントへインタビューを行い、エージェントから見た「クリエイターのキャリアアップ」について語ってもらいます。メインとなるのは「契約形態」。

この記事を読んでいる方の中には、将来フリーランスとして働きたい方、また現在進行形でフリーランスとして働いている方も多くいらっしゃるかと思います。フリーで働くことと、その他契約形態のそれぞれの働き方をご紹介することで、キャリアプランを考える一助となればと思います!

◆佐藤 浩平
クリーク・アンド・リバー社に新卒入社した7年目エージェント。
現在はゲーム業界の企業をクライアントに、人材派遣・人材紹介・制作請負などを通して、各企業の課題解決に取り組む。特に若手育成に力を入れる事業を手がける。
―― 本日はクリエイターのキャリアアップについてエージェント目線のお話をお聞きしたいと思います!

よろしくお願いします!本日はこれまでの私のエージェント経験を総動員して、少しでも皆さんのお役に立てる話ができればと思っています。

「キャリアアップ」とは・・・??

―― そもそもキャリアアップって何を指すんでしょうか??

よく聞くけれど、実際は何を指しているのか定義しづらい言葉ですよね。
厚生労働省によると、「過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すもの」と定義付けられているんです。

なかなか難しいですが……将来的な目標を見据えて築いていく経歴、といったものでしょうか。キャリアには仕事だけでなく、プライベートも含めた生き方、という意味合いも含まれることがあるので、人生と密接に結びつくものと言えますね。

人生において何を大事にするかは人それぞれですし、求めるキャリアも個々人によって大きく変わるので、「これがキャリアアップだ!」と一概に言うことはできないんです。

―― キャリアアップに「正解」はないんですね。

はい、全員にとっての「正解」はありません。ただ、一人一人の目標はあって、そこへの道筋はあるはずです。転職が身近なものになり、多様な働き方が認められるようになった今だからこそ、自分が望む働き方や将来の目標に向かって、自分に合ったキャリア選択をしていくことが重要な時代だと言えます。一人では描きづらいその道筋を一緒に考えるのが、私たちエージェントの仕事です!

―― なるほど。その道筋に含まれるのが、今回の主題でもある「契約形態」ということですね!

その通りです。この記事を読んでくださっている方にはフリーランスで働いている、もしくは働きたい方も多くいらっしゃるかと思いますが、フリーランスの働き方と比較検討するために、それ以外の契約形態に関してもお話ししてよろしいでしょうか?

ゲーム業界における「正社員で働くこと」について聞いてみた!!
―― では、まずは「正社員」という働き方についてお聞きできますか??

一番安定して働ける契約形態だというイメージが浸透しているかもしれませんね。何をもって安定というかにもよりますが…。

正社員というのは、「会社」で働くことになります。当たり前だと思われるかもしれませんが、会社という組織全体のパフォーマンスを最大化するためであれば、部署異動や、場合によっては転勤という辞令が出ることもので、その会社が作っているゲームタイトル以外にも興味を持っているとモチベーションを持ち続けながら働きやすくなるかもしれません。

例えば、会社全体の理念やゲーム開発に対する姿勢に共感できていると、その会社に所属してゲームを開発することに意義を見出せるのではないでしょうか。それから、会社が持つ開発環境や、推奨する働き方が自分の理想と近しいかどうかなども、働きやすさにはつながりますね。

―― 正社員の選考を受ける時に、会社が特に気にするポイントはありますか??

今後長期に渡って会社の戦力となってくれるか、が選考を通して見られるポイントです。

今不足している力を補うためだけの採用ではないので、入社を志望する理由や、志向性が会社とマッチしているかどうか、加えてお人柄など、スキル以外に気にされる点がたくさんあります。

また、会社の中で自身も成長しながら後進も育てていってほしいと期待されることもありますので、リーダー経験やマネジメントに対する興味は聞かれることは多いですね。

―― 年齢に比例して、育成やマネジメント、ディレクションへの期待値も上がっていきそうですね。

はい。冒頭にお話ししたような、「自分のキャリアプランが描けているか」を面接で一番問われるのも、正社員という契約形態の場合かと思います。

―― 先ほど「何をもって安定というか」という言葉がありましたが、それはどういう意味でしょうか??

正社員は「会社」で働くと言いましたが、その会社の中では期間に定めのない雇用がある程度保証されています。ただ、その会社の存続自体は保証されていません。特にゲーム業界のような、トレンドの変遷が大きく、何がヒットするか読めない業界にいらっしゃる皆さまは感じるものがあるのではないでしょうか……。

だからこそ、「自分が一員となってこの会社を育てていくんだ!」という意識も、正社員で働くには必要かもしれません。
ゲーム業界における「契約社員で働くこと」について聞いてみた!!

ゲーム業界における「契約社員で働くこと」について聞いてみた!!

―― では、正社員と契約社員はどう違うのでしょう??

まず、無期雇用であるか、有期雇用であるかが大きく異なる点です。

また、契約社員の中でもいくつか種類があります。正社員登用を前提とするものもあれば、プロジェクトに紐づくかたちの契約社員もあるのです。なんとなく、契約社員は正社員への通過点という認識の方もいらっしゃるかもしれませんが、そうとは言いきれません。

―― 契約社員の中でも違いがあるんですね

そうなんです。もしも正社員として働くことを望んでいる時に、企業から契約社員でのオファーを頂いた場合は、その企業にとって「契約社員」がどのような位置づけであるのか、また、どのようなスキルや経験値を身につけていけば正社員の道につながっていくのか、事前にすり合わせを行っておくとよいと思います。

―― やはり、人生や仕事において何を重視するかによって、その人に最適な契約形態も変わってきそうですね…。

そうですね。一般的なメリット/デメリットが受け手次第で反転することが、お仕事選びをする上では往々にしてありますね。

―― ゲーム業界って契約社員での採用って多いんですか??

実は、意外に多いです。理由として考えられるのは、エンターテイメント性の強いコンテンツを扱っている会社って、当然当たり外れが大きいのです。言い換えてしまえば、ちょっとだけ不安定な側面があるのです。

企業側としてのリスクヘッジを考える会社が多いので、契約社員採用やアルバイト雇用などをしている会社が多いのも事実ですね。

―― いつか契約解除される可能性も兼ね備えているってことですか??

絶対ないとは言い切れませんが、逆に企業側も契約解除する前提で採用活動をしている会社は絶対ないと思います。ないと信じたいですね。

会社も人材を採用したいから採用しているわけで、この人と一緒に仕事がしたいと思ったからこそ、受け入れをしているのです。では、全員正社員にすべきなのではと考える部分もありますが、企業側には企業側の責任があり、企業を存続させなくてはいけないことを考えるとそれができない部分もあるのです。
ただこの話はゲーム業界だけでの話ではないし、企業側だけの側面で考える話ではないです。

働く側の人は、職業選択の自由があり、嫌であればすぐに転職することができますが、企業側は正社員として人材を採用した場合、たとえ「うちの会社とマッチしていないな」と感じても、簡単に解雇できないのがこの国の法律なのです。企業と働く人は、公平なようで意外に公平ではないところがあります。法令遵守も企業側の責任になってくるので、リスクヘッジをして慎重になるのは必然なことなのです。

―― なるほど。ゲーム業界では、契約社員から正社員になる方って多いんですか??

一概に「はい」と言えない部分もありますが、比較的多いと思われます。
先程も話したとおり、エンターテイメント性の強いコンテンツを扱っている会社は当たり外れが大きいことの最たる例としてゲームが挙がります。

当然、当たった会社は、大手企業の仲間入りくらいに大きい会社へと変貌していきます。制度も整い始め、正社員比率が高くなっていく過程では、契約社員から正社員への雇用切り替えを行っている会社のお話もよく聞きます。そういった背景を考えると、比較的多いのではと思いますね。
ゲーム業界における「派遣社員で働くこと」について聞いてみた!!

ゲーム業界における「派遣社員で働くこと」について聞いてみた!!

―― それでは、「派遣社員」の働き方をお話しいただけますでしょうか。

正社員・契約社員は、クリエイターが企業に雇用される二者間の契約となりますが、派遣社員は、派遣元企業も含む三者間の契約となります。

派遣社員の場合、クリエイターの雇用主は派遣元(例えばクリーク・アンド・リバー社)となり、お給料のお支払いや社会保険加入などは派遣元で行いますが、勤務地は派遣先のゲーム会社となり、業務上の指揮命令は派遣先から受けるかたちです。

―― 派遣社員の特徴はどのようなものでしょうか。

派遣社員の求人は、「このプロジェクトのこのポジションでリソースが足りない!」という時に発生することが多く、お仕事に就く前に「何をやるか」「必要なスキルは何か」「いつからいつまで仕事が発生するか」など、細かな業務内容を知ることができます。そのため、計画的にスキルを上積みするのに適した働き方と言うことができるかもしれませんね。

―― 計画的なスキルの上積みができるとは??

ゲーム業界で働くクリエイターにとって、キャリアとスキルは切り離して考えられないレベルで密接な関係があると考えています。

ゲーム開発環境の変動が激しい業界なので、業界で求められるスキルセットはどんどん変わっていきます。技術トレンドを把握し、何を学ぶべきなのか、どんなスキルを身につけるべきなのか、を計画的に考えていかないと、クリエイターの価値を維持することは難しくなっていくのではないでしょうか。

ある程度主観にはなってしまいますが、本当の意味でスキルを身につけるということは、実務での経験値に勝るものはないと思っています。計画的なスキルアップを考えた上で、実務で経験できるかどうかということが大事になっていくと仮定した場合、都度自分に必要なスキルを身につけられる案件を選択していける可能性が一番ある働き方は、実は派遣社員なのかもしれない、という見方もできるのかなと思っています。

―― どういった会社、もしくはプロダクトでお仕事できますか??

ほぼどこのゲーム会社さんでも、働ける可能性があります。ゲーム開発をしている会社では、ほぼニーズはあると考えています。

ゲーム開発には、プロト開発~α版開発~β版開発~ローンチ開発~運営開発、といった各フェーズが存在します。それぞれのフェーズで必要なマンパワーは大きく変わるので、雇っている社員だけではまかないきれない場合が多く、外部の派遣会社や制作会社などに開発のマンパワーをヘルプ依頼する会社は多いのです。昨今、ゲーム開発の規模がどんどん大きくなっている中で、大手ゲーム会社でもニッチな制作会社でも、どこでも就業できるチャンスはあります。

自分が持っているスキルを踏まえた上で、新たなスキルを身につけられそうなゲーム会社やプロダクトを選ぶことができるのです。

―― 案件で携わった会社とで、実はそのまま社員になる可能性もあるんですか??

契約上、できない場合もありますが、そのような形で「入社したかった会社」に社員として就業開始したクリエイターの方はたくさんいます。

職務経歴書や面接だけでは判断できない部分として、一緒に仕事をして初めて知ることのできるパーソナルの部分や相性が存在していることは、企業側も認識しています。売り手市場で「採用」に苦戦する中、派遣契約しているスタッフさんで、チームに馴染んでパフォーマンスを発揮してくれている方がいれば、企業側に迎え入れたいというお話が出てくることは間違いないと言っていいでしょう。

逆に、就業するクリエイター側にも、開発のプロダクトにしかはじめは興味がなかったのに、そこで初めて一緒に仕事をすることによって、会社を知りそこで社員になりたいと思い、社員として働くことを目指し始める方もいらっしゃいます。

―― 意外にゲーム会社で社員になる一つの道であり、お見合いみたいですね。

でも忘れてはいけないのが、「このプロジェクトのこのポジションでリソースが足りない!」といったものが派遣求人の本質です。なので、そこから発展するということは、当然自分の業務への取り組み方次第です。 あくまで、そういったチャンスがあるかもしれないといった認識にとどめ、雇用形態にとらわれずどんな案件も真摯に向き合う姿勢が、いつだって重要ということですね。

ゲーム業界における「フリーランスで働くこと」について聞いてみた!!

―― 最近フリーランスの方って増えてきましたね。ゲーム業界ではどうですか??

ゲーム業界は、もともとフリーランスで働く方が多い業界かと思います。業界の著名な方も、フリーランスで働いている期間があったり、会社から独立される方がいたり。フリーランスは自分で仕事をとってくる営業力も必要なので、クリエイターとして名前が売れると仕事が集まり、独立しやすくなるのかと思います。

―― 起業される方も多い印象です。

そうですね。「自分でこんなゲームを作りたい!」と思っても、会社員ではどうしても制限されてしまう部分があるので。企業して自らが代表になって、作りたいゲームの実現を目指される方もいますよね。そういう意味では、想像(創造)力が豊かな、本当の意味でのクリエイターが多い業界なのかなと思います。

―― 職種ではどういった人が多いですか??

プランナー、デザイナー、プログラマー、その他職種まんべんなくいらっしゃいますが、多いのはデザイナーやプログラマーですかね。皆さん、「好きなことをしたい」というのが本質にあるのかなと思っていて。

もちろん、フリーランスだって好きなことだけできるわけではないですが、自分自身の裁量でお仕事を選べる働き方であるのは間違いないと思います。とはいえ、駆け出しの頃などは特に、食べていくためにお仕事を選り好みできない時期はあると思いますが…。毎月決まった額の収入、というのは無くなりやすいので、フリーランスになるタイミングでは勇気が必要だろうなと感じます。

―― フリーランスとしてやっていくために必要なことって何でしょう??

人とのつながりを大事にすることが一番かなと思います。会社ではなく自分にお仕事を頼んでくださるので、自分自身が看板ですし、一度つながった縁を大切に、信頼を積み重ねていくことが重要ですね。お仕事のお話をくれるのも、困った時に助けてくれるのもこれまで出会ってきた人たちなので、人脈やコミュニケーションは本当に財産だと思います。

ただ、つながりを大事にしていても案件の波は出てきてしまいますので、派遣契約のお仕事とフリーランスをうまく両立して使っている方も多いですね。

―― 今後もフリーランスは増えていくんでしょうか??

確実に増えていくと思います。今は世の中全体で働き方改革や働き方の自由化が推進されていますし、働く時間や場所の決まりも少なくなってきているので。働き方が多様化する中で、フリーランスを選択する方も増えるのではないでしょうか。

ゲームやエンターテインメントってやっぱり自由でありたいですし、そういう業界とフリーランスの働き方は相性がいいと思います!

ちなみに、クリーク・アンド・リバー社では独立したい方やパートナーを見つけたい方に向けた「ビジネスクリエイティブユニット」という取り組みを行っています。「実現したいこと」を持っているけれどその手法で困っている方を支援する取り組みなので、ご興味ある方は下記のサイトもぜひご覧ください!
■ビジネスクリエイティブユニット
https://www.creativevillage.ne.jp/lp/business_unit/

ゲーム業界でのキャリアとはつまり!!

ちょっとだけ無責任な言い方になってしまいますが、自分次第かと思います。
最終的に目指すところを定めると、どういった形でキャリアを形成していくかは十人十色です。どうなっていきたいか、何をしたいか次第で、その時のベストアンサーは常に変わっていくと思います。

エージェントとしては、一人で答えを出さずにいろいろご相談に乗らせていただければ、たくさんのクリエイターさんのケーススタディがクリーク・アンド・リバー社にはあるので、きっと皆さんに最適な提案もできると信じています。
悩んでいる方は特に、気軽に相談してほしいなと思っています。

あ、最後ビジネス的な色気出ちゃいましたが(笑)でも本当の本当に力になりたいと思っているし、力になれると信じているので!!お気軽に相談して欲しいなと正直に思っています!!!

そのために、僕はこの会社を選び、この会社で働いているので!!

―― 佐藤さん、いろいろ聞かせていただきありがとうございました
エージェントに
相談だ!!(^o^)
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